ルンルン途中で文体変わっちゃう日記

 

 チェヨンジェを好きになってから2年が経とうとしています。

 私はヨンジェを好きになるまで「イケメンではないとされてる人」を好きになったことがなかった。その上「人は顔の綺麗な人間を気に入るものだし、事実私もそうだし、でも私はブスやから、私の人生終わりやん」と思って生きていたんですね。

 ところが、カワウソの擬人化みたいな人をこの世で一番可愛いと思うようになってから価値観が変わり始めた。別にヨンジェはブスじゃないけども、マークでもジャクソンでもなくヨンジェのうちわを買っている自分がいるということは大変な驚きでありブレイクスルーだった。こんなことが私の人生に起こるとは思ってもみなかったのだ。

 私は前述のような価値観で生きていたので、自分の友達に対して(なぜ私と仲良くしているんだろう、不思議だなあ)とか思うときもあった。失礼な話だ。なんのことはない、私のように「外見を至上とする考え」を持っていなかっただけだ。

 たまにツイッターで「結局世の中は顔だ」と言っている人がいる。しかしながら、その中には自分の価値観を基準にして考えすぎて、不要な絶望に至ってる人も居ると思う。推測だが。

   私は現状、男の人も女の人も才能があれば惚れてしまうタイプの人間になっている。だから、結局顔の代わりに才能を基準にしてるとも言える。しかし、自分に才能がないからといって絶望したことがないのが顔の美醜とは違った点だ。やっぱり一般的に言って才能一本で人を判断する人は少ないしな…そこらへんですかね。

  考え方が好きなアイドルのおかげで変わってしもて、人生やや楽になってしもて、オタクでいることで精神的に成長することってあるんだという新しい驚きがありましたね。よかったです。良い体験〜。

 

ボーイズラブは七難隠す

 私は喋るのがあまり得意でない。これは口下手だからではない。何かやたらと舌がもつれてフニャフニャとどうしようもなく滑舌が悪いのだ。しかも早口で喋ろうとするから余計うまく喋れない。特に興奮している時。根本的な原因ははっきりしていて、舌が短いからだ。何年かこの体で生きてきた私が言うのだから間違いない。舌が頻繁にもつれても特にどうしても困ることはない。しかし「この私(わたくし)のイメージに合わないわ!」という感じは否めない。私(わたくし)が持つ数ある短所の中でも嫌いな方だ。吃音を持っているわけではないが、asa-chang&巡礼の「まほう」という曲を聴いた時目の水が出てきた。

  改善されるかと思われた時があった。中学の時演劇部に入っていて、なぜか演出の私も発声練習に付き合っていた。そしてその一環で滑舌の練習もしてたんだよ。かなり頑張って。しかし一向に改善されない。ちょっと舌を鍛えたくらいではどうしようもなかったということだ。

  しかし私のラップへの憧れはこういった短所から来ているのかもしれない。この短い舌が私をラップに出会わせてくれたのだろうか。初めて見た時、私からするとラップやラップバトルは、早口であんなに滑舌良くさらにリズムに乗って、韻を踏んでいる…!?と衝撃的なものであった。それからすっかりハマり、ご存知の通り私はバトルMCで萌えるという大変な悪癖があるし、ヒプノシスマイクのオタクになりつつある。正直良いボーイズラブさえあれば、どんなに喋るのが下手くそでも、「何喋ってるかわからん」と言われても何ほどのことでもないのだ。こうやってボーイズラブが短所を一つずつ潰していくのを何回も体験してきた。我が人生の光よ。

 

屏風になって愛されたい

 最近、人外になりたいと思う。

人外と言っても綺麗なやつだ。醜く生まれてきたから常に願望は「綺麗になりたい」に帰結する。私は人体という枠を飛び越えてメチャクチャ美しいものになりたい。

  まずは大きさが必要だと思う。大は小を兼ねるというし、巨大なエネルギーは美しいから(でかい火とか)、もうヤバイくらい大きくなりたい。

  あとは金ピカになりたい。私は金(きん)も金色も大好きだ。「ゴールド」という英語の読みも好きだ。だって「ゴールド」ってすごくゴールドな感じがするし…。銀ではダメだ。銀は綺麗だけど、線が細くて華奢だから、せっかく大きくても何となく迫力不足だ。オリンピックでたまに銀メダルを取った選手が金が良かったと悔しがり泣く場面があるけど、よくわかる。金がいいよねーやっぱり。金は特別な色だ。王様の冠は金ピカでないと。

 この二つの条件を加味した上で深く考えた結果、屏風になりたいと思うようになった。金箔が貼られた屏風だ。そして屏風愛好家(いるのか?)に愛されたい。手袋をつけた真面目そうなおじさんやお姉さんにボデーを綺麗にしてもらう。式典で一生懸命原稿を読む人の背景になる。そしてその人より目立っちゃったりする。もしくはそんな簡単な屏風じゃなくて、文化財とかの偉い屏風になるのもいい。いい感じの照明に照らされて、100年前の絵師が描いた絵のキャンバスになる。ポスターの写真より実物の方が綺麗だからみんな見に来てほしいな。